国会についてシンプルに考える
7月10日に参議院選挙が迫っていますので、選挙に関する事について書きます。
学生の頃はあまり政治に興味もなく、というかよくわかりませんでした。
初めて自分が投票した日が2009年の衆議院選挙の時。
当時大学3年生の頃だったと思います。
住民票を静岡の実家から東京に移し、東京都での選挙でした。
野党だった民主党が過半数を獲得し与党となり、政権交代が行われた選挙でした。
大して世の中の仕組みもわからない中で、その時はメディアに煽られて民主党に投票しました。
初めて選挙の当事者となり、それから自分が投票した事が良かった事なのか悪かった事なのか気になるようになり、徐々に社会の仕組みに関して勉強するようになったと思います。
大学生の僕には少し難しかったし、今も同じ思いを持っている人もいるんではないかと思います。そして、今回の参議院選から投票できる年齢が引き下げられ、18歳から選挙権があります。少し大人になった自分が、当時の僕ぐらいの人、新しく選挙権を得た人に向けて書きます。
そもそも、国会の役割とは何か?という事を抑えます。(高校受験のような問題)
(1)予算の議決
(2)法律の選定
(その他)内閣総理大臣の指名、条約の承認etc...
予算とか、議決とか、法律とか選定とかなんだかいちいち難しいなぁと。
国会の役割はシンプルにすると主に大きく二つです。
(1)国のお金の使い道を決めること
(2)国のルールを決めること
選挙とは、
僕らの代わりにお金の使い道を決める人を選ぶこと、
僕らの代わりにルールを決める人をを選ぶことです。
例えば、
「保育園落ちた。日本死ね」というブログで日本の待機児童の問題が指摘されました。
待機児童とは、保育園に入れたいけど保育園がいっぱいで子供を保育園に入れることができないという問題です。
その問題を解消するために、今年は約9294億を「子供、子育ての支援」に使おう。という事になっています。
※参考資料
これが(1)国のお金の使い方を決めることです。
(2)国のルールを決めること でいうと、
保育園が少ないんだったら、単純に保育園の数が増えればいいじゃん。
と思うかもしれませんが例えば、株式会社、NPOは保育園を運営してはいけない。
パートの保育士さんは◯人までしか雇えない。等のルールがありました。
ルールが邪魔で保育園を始める人は少なかったのですが、ルールが変更になり、
保育園の数を増やす事に繋がっています。(このルール変更は2000年頃の話ですが。)
※参考資料
これが(2)ルールを決めることです。
この二つは「何故若い人が選挙に行かないことが問題なのか」を説明するのにもとても大切です。
若い人が選挙に行かないということは
(1)お年寄りがお金の使い方を決めている
(2)お年寄りがルールを決めている
ということなのです。
つまりそれは、日本が若い人よりもお年寄りが住みやすい国になっているということです。
若い人の言う「私がおばあちゃんになる頃には年金はもらえないかもしれない!」
(今の高齢者は貰えているのに。。。)
というのは、若い人が選挙に行かないから起こり得るです。
新しく選挙権をもらった人、まだ選挙に行ったことない人
わからなくても、行ってみて欲しいと思います。
きっと社会に興味が出るキッカケになるので。