元SPEED今井絵理子の参議院選当選で思うところ
本日もかわらばんをご覧いただきましてありがとうございます。
しばらく日があいてしまいましたが。2016年7月10日に参議院選挙があり、
半月が経とうとしています。
色々と注目すべき事がありますが、
今回の注目の一つに元SPEEDの今井絵理子さんの当選がありました。
今井絵理子さんの当選後、ジャーナリストの池上彰さんのインタビューが注目をされました。
背景
・今井絵理子さんが沖縄出身
・自民党として出馬
論点
「自民党として出馬しているにも関わらず、出身地の問題である米軍基地の考えを聞かれた時に、自身の考えを述べず、これから向き合う」と答えた事です。
比例代表制の投票は、投票用紙に個人の名前か政党名(自民党とか公明党とか民進党とか)政党の獲得票数によって議席が分配されます。
個人の名前を書くと、その個人が所属する政党にも票が入る仕組みです。
自民党としては議席を取るために、有名人を使いその有名人の支持者(ファン)の票を集めたいのです。
過去にも同じように有名人が当選しています。
・アントニオ猪木(獲得票数99万)
新日本プロレスが人気であり、現在の40-50代ぐらいの支持者が多い
・大仁田厚
もちろん中には本当に問題意識、志が高く立候補されている方もいると思いますが。。。
さて、問題に戻りますが、
本来は選挙は政策を見て投票すべきです。
しかし、今井さんは政策を問われても答えられませんでした。
政策はこれから考えます!でも頑張ります!という人が
政策を見て投票すべき選挙で当選するでしょうか。
池上彰さんは
「立候補されるわけですから当然、沖縄の問題を認識を深めて、自民党の政策について知っているのかなと思いましたけど、これから考えるということで、ちょっとびっくりしました」
と言っていますが、
問題指摘の本質は
政策の方向性を問う選挙のはずなのに、政策を持たない候補者を選ぶ国民はレベルが低いぞ!
ということです。
個人的には結果的には良かったのではないかなあと思います。
有権者は大きく3つに分かれると思います。
(1)政策で投票に行く人
(2)政治に少し関心があり、メディアに煽られながらも投票に行く人
(3)あんまり政治にも興味も関心もなく、投票に行かない人
本来しっかりと政策を見て投票をしている(1)の人で今井さんに投票している人は少ないはずです。
今井さんの支持層は(2)と(3)だと考えています。
実はそもそも政治に関心がなかった人を投票に足を運ばせている役目を担っていると思うのです。また、(2)、(3)はSPEED世代であり、投票率が低い20代、30代の層です。
彼女は20代、30代の政治に関心を持たない層に政治への興味を持たせ、
今後の投票率のUPにつながる役目を担っていると思います。
池上さんへの回答は
『これから向き合っていく』との事でしたが、
ファンへの声は
『一緒に学んでいきましょう!私たちの国をよりよくしていきましょう!』
という立場で頑張ってほしいなと思います。